第6回 北海道ならではの断熱・気密の重要性

 

~暖かい家は家族を守り、家計も守る~

 

住宅展示場や住宅会社のホームページを見ると、「高断熱住宅」「高気密住宅」という言葉をよく目にします。しかし、これから住宅を建てようと考えている20代・30代の皆さまの中には、「なんとなく暖かい家ということは分かるけれど、具体的に何が違うの?」と思われる方も多いのではないでしょうか。

北海道で住宅を建てる場合、断熱性能と気密性能はデザインや設備以上に重要な要素といっても過言ではありません。なぜなら、冬の寒さが厳しい北海道では、住宅性能が暮らしやすさや光熱費に大きな影響を与えるからです。

例えば、外気温がマイナス10℃になる真冬の日でも、しっかりと断熱・気密対策がされた住宅であれば、室内は快適な温度を保つことができます。一方で性能が低い住宅では、暖房を強くしても足元が寒く、部屋ごとの温度差も大きくなってしまいます。

 

まず「断熱」とは、家の中の熱が外へ逃げたり、外の冷気が室内に入り込んだりすることを防ぐ仕組みです。住宅では壁・天井・床に断熱材を施工し、家全体を魔法瓶のように包み込みます。

断熱性能が高い住宅には次のようなメリットがあります。

・冬でも暖かく快適に暮らせる
・暖房費を抑えられる
・結露が発生しにくい
・カビやダニの発生を抑制できる
・ヒートショックのリスクを軽減できる

特に教職員の皆さまは朝早く出勤される方も多く、冬場の寒い朝に快適な室温が保たれていることは大きなメリットとなります。

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次に重要なのが「気密性能」です。

気密とは、住宅の隙間を少なくすることです。どれだけ高性能な断熱材を使用していても、住宅に隙間が多ければ暖かい空気は外へ逃げてしまいます。

例えるなら、ダウンジャケットに穴が空いている状態です。どれだけ厚いダウンでも穴が空いていては暖かさを維持できません。住宅も同じで、断熱と気密はセットで考える必要があります。

気密性能を表す指標として「C値(相当隙間面積)」があります。

C値とは住宅全体にどれくらいの隙間があるかを示す数値で、数値が小さいほど高気密住宅となります。

北海道の高性能住宅では、

・C値1.0以下
・C値0.5以下
・C値0.3以下

を目標としている住宅会社も少なくありません。

 

ここで重要になるのが「気密測定」です。

気密測定とは、専用機器を使用して実際に住宅の隙間を測定する検査です。設計上の性能ではなく、施工後の実際の性能を確認できます。

北海道の住宅会社を比較する際には、

「気密測定を実施していますか?」
「完成後のC値を教えてください」

と質問してみることをおすすめします。

性能に自信のある会社ほど、具体的な数値で説明してくれるはずです。

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また、断熱性能を考える上で忘れてはいけないのが窓です。

住宅から逃げる熱の約半分は窓や開口部からと言われています。つまり、どれだけ壁の断熱性能を高めても、窓の性能が低ければ暖房効率は大きく下がります。

北海道の住宅では、

・樹脂サッシ
・Low-E複層ガラス
・トリプルガラス

が主流になりつつあります。

特にトリプルガラスは断熱性能が非常に高く、窓際の寒さや結露を大幅に軽減できます。初期費用は高くなりますが、長期的な光熱費削減や快適性向上を考えると十分検討する価値があります。

 

住宅建築では、キッチンや外観デザインに目が向きがちですが、実際に住み始めてから満足度を左右するのは住宅性能です。

毎月の暖房費が安く済むこと。
冬でも半袖で過ごせるほど暖かいこと。
家のどこにいても温度差が少ないこと。

 

これらは日々の暮らしの快適さだけでなく、家計や健康にも大きく関わります。

住宅は何十年も住み続ける大切な資産です。目先の建築費だけで判断するのではなく、「建てた後にどれだけ快適に暮らせるか」という視点を持つことが重要です。

 

北海道で住宅を建てるなら、ぜひ断熱性能・気密性能・窓性能に注目してください。それが、長く快適に暮らせる住まいづくりの大切なポイントになります。

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住宅アドバイザーからのワンポイント

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住宅会社を比較する際は、「UA値(断熱性能)」「C値(気密性能)」「窓の仕様(トリプルガラスかどうか)」の3つを確認しましょう。価格だけでは分からない住宅の本当の性能を比較することができます。北海道の住宅では、この3つが将来の快適性と光熱費を大きく左右します。ただし、数値だけで決めつけるのは禁物です。

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